2017年 01月 15日
江戸雑話 三田村鳶魚 春陽堂
ミタムラエンギョ 昭和27年(1952年)に83歳で亡くなった明治生まれの江戸文化・風俗の研究家。
Wikipediaには~「江戸学」の祖とも呼ばれる~と記載されている。
江戸学と言えば、故・杉浦日向子さんしか思い浮かばないような自分が、購入を決めたのは
蔵書印なのか著者検印なのかよくわからない印が押されているのと
著者のはしがきの軽妙な感じに興味ひかれたから。
著者検印の位置に押されている印は「曠世齊歡」
【曠世】世にもまれなこと
検索した結果、中国の「陸機 」という人の漢詩《贈馮文羆遷斥丘令八章》に使われているのが判明。
人亦有言。交道實難。
有頍者弁。千載一彈。
今我與子。曠世齊歡。
利斷金石。氣惠秋蘭。
全然、わからない。
さらに検索して中華料理のメニューに遭遇するわけです。
~春節料理の「喜哈斎歓笑」 (大海老とすり身の味噌仕立て)
「喜哈斎歓笑」は「共に歌い、笑い、楽しく過ごせますように」の意味~
(参考ブログhttp://merita.jp/nightwings/archive/2014/02/08-2.html)
【曠世】世にもまれなこと
【齊歡】共に楽しく過ごす
問題はここから。
漢詩の知識が皆無なので、言葉が前後どちらにかかるのかわからぬ。
「共に楽しく過ごす」ことが「世にもまれな」ことなのか、
「世にもまれな」くらい「共に楽しく過ごす」ことなのか、
とりあえず今後の課題として残しておきます・・・。
by kosyofuruhonne
| 2017-01-15 05:48
| 昭和1年~10年